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いずれも対応いたします。
必要があれば縫合します(後日、抜糸処置も行います)。
※専門医による診療が必要と判断した場合は連携病院等へ紹介することがあります。
症状を詳しく
外傷とは
外傷とは、強い外力によって組織や臓器が損傷を受けることを指しますが、その種類はさまざまです。例えば、刃物や金属片など鋭利なもので皮膚が切れたり出血したりする「刺し傷」や「切り傷」は鋭的外傷に分類されます。また、人や動物に噛まれた傷を「咬傷」、道路などで転倒して皮膚が擦りむけた「擦過傷(すり傷)」、鈍い衝撃によって皮膚が裂けてできる「裂挫創」も外傷の一種です。さらに、火傷(熱傷)も外傷の一つです。
これらの外傷の治療において、傷跡を最小限に抑えるためには初期治療が非常に重要です。特に切り傷や皮膚が裂けた場合、発生から8時間以内であれば、縫合によって傷口を閉じることが可能です。
擦過傷
擦過傷については、傷口に土や砂が混入している可能性がある場合、流水やブラッシングで異物を取り除く処置を行います。治療には「湿潤療法」を用いることが一般的です。湿潤療法は、傷口を密閉し、浸出液を保つことで自己治癒力を高め、傷を早くきれいに治す効果があるとされています。また、場合によっては軟膏を使用することもあります。
刺し傷・噛傷
刺し傷や咬傷は、細菌や病原体による感染のリスクが高く、破傷風を発症する可能性があります。こうしたリスクを防ぐため、傷口の洗浄や異物の除去、出血がある場合の止血処理を行いますが、原則傷口を縫合して閉じることはありません。また、必要に応じて抗生物質の点滴や破傷風ワクチン(破傷風トキソイド)の接種を行うことがあります。特に咬傷の場合、感染すると症状が現れるのは2週間ほど経過してからになることが多いため、注意が必要です。
熱傷(火傷)
熱傷(火傷)の場合は、その程度に応じた治療が求められます。発生直後の応急処置としては、まず患部を30分程度水道水で十分に冷やすことが推奨されます。傷を早く治したい、または傷跡をできるだけ残さないためには、速やかに医療機関への受診をお勧めします。